●陰性の食べ物 身体を冷やす。身体を緩める。 血管を緩める。腸管を緩める。 ●陰性体質 虚症、色白で、太っていても水太り、冷え性で、低血圧、低体温の傾向、便は細いか下痢のことが多いが腸の働きが弱く便秘になることも多い。動作は緩慢で、声も細い。取り越し苦労が多く心配性。低血圧、貧血、胃腸病(潰瘍、ガン)、アレルギー、鬱病、精神病 |
●中庸 体のバランス を保ってくれる |
●陽性の食べ物 身体を温める。身体を締める。 血管を締める。腸管を締める。 ●陽性体質 実証、筋肉質、活発、声も太く張りがある、大便は、太くて固く少し便秘がち。冬でも、冷たいものを好む。食欲旺盛で食べ過ぎる傾向にあり、若いときには人もうらやむ健康体だが、栄養過剰病にかかりやすくなる。 |
どんな食べ物がより陽性で、どんな食べ物がより陰性か、具体的に考えてみましょう。陰の性質は遠心的・拡散的であること、上昇性、静かさ、冷たさなどです。陽の性質は求心的・収縮的であること、下降性、動き、暑さなどです。この原則を、食べ物を見るときの目安に置きかえてみます。 (※あくまでも目安であって例外もあります)
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−食べ物の陰陽の具体例−
▼極陰性←−−−−▽陰性←−−−−中庸−−−−→陽性△−−−−→極陽性▲
紫外線 | 紫 | 藍 | 青 | 緑(白) | 黄 | 橙 | 赤 | 赤外線 | |
えぐい←−辛い←−酸っぱい←−甘い(でんぷんの甘み)−→塩辛い−→苦い−→渋い | |||||||||
穀物 | イーストパン/菓子パン |
とうもろこし/うどん/天然酵母パン/白米 |
小麦粉/もち/玄米/五分づき米/三分づき米/もりそば | 大麦/きび/ひえ/あわ/そば/玄米餅/ |
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野菜 | なす/トマト/生椎茸/じゃがいも/もやし/みょうが/ピーマン/ |
にんにく/さつまいも/干し椎茸/さといも/ながいも/大和芋 | たんぽぽ(葉茎)/ほうれんそう/レタス/ねぎ/キャベツ | 小松菜/パセリ/白菜/大根/かぶ |
かぼちゃ/よもぎ/タマネギ/レンコン |
ふき/人参/ごぼう/みずたがらし |
たんぽぽ/じねんじょ/ |
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果物 | バナナ/熱帯産果物/パイナップル/いちじく/ぶどう/ナシ/メロン | すいか/もも/柿 |
いちご/みかん/伊予かん/きんかん/さくらんぼ |
くり/りんご |
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魚介類 | 鯉/どじょう/うなぎ/あゆ/やまめ/いか/たこ/カキ/しじみ | いせえび/かに/ひらめ/カレイ |
たい/さけ/あじ/いわし/ニシン/まぐろ/さば/ぶり/ | ||||||
香辛料 | わさび/胡椒/唐辛子/とうがらし/精製塩 |
カレー粉/しょうが/からし粉 | |||||||
海草 | 天草/あおのり/わかめ/こんぶ/ひじき | 佃煮こんぶ/ふのり/もずく | |||||||
肉卵類 | 豚肉/ブロイラー/牛肉 |
マトン/有精卵 |
ハム/ベーコン/ソーセージ | ||||||
豆麦加工品 | 豆乳/豆腐(化学凝固剤入り) |
ゆば/豆腐(天然ニガリ使用)/そら豆/ウズラ豆/大豆 | 納豆/黒豆/えんどう/白ゴマ |
油揚げ/がんもどき/高野豆腐/小豆/黒ゴマ |
セイタン/浜納豆 |
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飲み物 | コーラ/砂糖入り飲料水/日本酒(合成酒)/コーヒー/ブランデー/白砂糖/化学調味料//アイス/蜂蜜 | 日本酒(自然酒)/ビール/コーン油/オリーブ油/抹茶/紅茶/煎茶(無農薬)/ |
ほうじ茶/白ごま塩/胡麻バター/ヨモギ茶 |
くず/三年番茶/黒ゴマ塩/人乳/ヤンノー/コーレン |
タンポポコーヒー/醤油番茶/コッコー/たくあん/ |
朝鮮人参/梅醤番茶/味噌/梅干し/醤油/自然塩/卵醤 |
精製塩/各種黒焼き |
[この表は、あくまで参考です。また、各項目を縦に比較することは出来ません]
青、緑、黄色が、陰陽のバランスのとれた食べ物といえるでしょう
「三年番茶」や「ヤンノー」といった、聞いたこともない飲み物もありますが、気にしないで下さい。表は、あくまで参考です。季節や産地、栽培方法によって素材の陰陽はかわってきます。一般に寒い地方・寒い季節にとれたものほど陽性、暖かい地方・暖かい季節にとれたものほど陰性になります。 |
−さらに、陰陽はアルカリ性と酸性に分けることができます−
←陰性−−−−−−−−−−−−中庸−−−−−−−−−−−陽性→
↑ 血 液 ア ル カ リ 性 − − − − − − − − − − − − − − − 血 液 酸 性 ↓ |
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ココがポイントです!
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陰陽表をみて陰の食物が多いことがわかります。それに比べて陽の食物が少ない。必然的に日本人は、陰の食物を多く食べ陰性過多になり、陰性の病気になる人が多い。その病気を健康にもどすためには、陽の食物を食べることにより改善される。 ポイント 陰陽の中庸の食物を摂ることが望ましいが、陰の食物に熱(陽)を 炒めると中庸に変化するので、その状態で食べるのがいい。 例) キャベッ、たまねぎ、人参、もやしに油を加え、 炒めて野菜炒めをつくる。 固定的で観念的な陰陽論に陥ってしまうことです。「これは陰か?陽か?」とばかり考えて頭でっかちにならないよう、気をつけて下さい。どういう人が、何をいつどれくらい食べたらよいのかについては、栄養学者や医者や健康指導家がいろいろなことを言っていますが、絶対に正しい答えは、見つかっていないのです。 自然の摂理に従い、住んでいる土地の季節の食べ物を、一定の範囲内でいろいろ食べることが、陰陽のバランスを保つ近道といえます。 |
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